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いろいろ思うこと。

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ランナー あさのあつこ

この人はどうして、ただの若者を苦行僧のように描けるのだろうか?

たかが16才・17才の若者をここまで大人に描くのだろうか?

ただ、走るのが好きなだけの高校生に、ここまでの苦しみが必要なのですか?

大変 好きな作家さんで、大ファンなんですが、時々「深すぎないですか?」なんて思ってしまいます。

軽すぎてもダメなんですが・・・。

天才ランナー『碧季(あおい)』とその妹『杏樹(あんじゅ)』の物語です。

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出版社 / 著者からの内容紹介
『バッテリー』を凌駕する、新たなる代表作!

この文体、この勢い、あさのワールドのまっただ中!
そしていつもの数倍、心に迫ってくる圧倒的なエンディング。
『バッテリー』を軽く超えちゃったね!
ーー金原瑞人氏(翻訳家・法政大学教授)

この作品は、現代の『走れメロス』だ。
かすかにでも、信じられる愛があるならば、碧李よ走れ。「メロス」と
なれ。
ーー茂木健一郎氏(脳科学者)

〈あらすじ〉
「おれは走れないんじゃない、走らないだけだ、そう信じたくて、逃げ
ちまったんだ」
長距離走者として将来を嘱望された高校一年生の加納碧李(ルビ:あお
い)は、複雑な境遇の妹を案じ、陸上部を退部することを決意した。
だがそれは、たった一度レースに負けただけで走ることが恐怖となって
しまった自分への言い訳だった。
走ることから、逃げた。逃げたままでは前に進めない。
碧李は、再びスタートラインを目指そうとする----。

〈著者のコメント〉
 長距離走は、否応なく自分と向き合ってしまうスポーツです。走るこ
と以外には何もいらない、たった一つの肉体としての自分がいる。そん
な少年を描いてみたいと思ったんです。そしてその周りにいる様々な人
間たちを描いてみたい。子供と大人、男と女、様々な人間が抱えるドラ
マを書きたいと思ったんです。(「パピルス」13号インタビュー
より)

〈著者紹介〉
あさのあつこ
1954年岡山県生まれ。「バッテリー」で野間児童文芸賞、「バッテリー
2」で日本児童文学者協会賞、「バッテリー1~6」で小学館児童出版
文化賞を受賞。歴史小説やミステリーにも活躍の幅を広げ、他の作品に
『弥勒の月』『No.6』『地に埋もれて』『The MANZAI』
など多数。
by 1961ns | 2008-03-13 13:45 | お気に入りの本